| 物心ついた時からずっと好きで、いつかは行ってみたいと思っていた国、中国。そして、行ってもっと好きになった。私にしては珍しくNHKを見ていた時、その日の特集がたまたま中国の『黄龍・九塞溝』で、あの美しい湖の色を生で見てみたいと思ったのが今回の旅行のきっかけだった。頼りも宛ても無い、全くの海外一人旅はこれが初めてだ。日本と上海の往復チケットのみ日本で購入、あとは行き当たりばったり。旅のメインである九塞溝以外は行き先さえ決めていなかったので、最初に泊まった上海の浦江飯店で仕入れた情報を基に、コースを決めた。その時、四川省の山奥にあるチベット族の町、理塘という所が絶景でお勧めだと聞き、行こうと計画していたのだが、不運なことに、雲南省・中旬（標高3200m）で高山病に。朝、目が覚めたら病院のベッドの上で、生まれて初めての点滴を撃たれていた。そして、この理塘へ行けなかった悔しさこそが、次の中国行きの新たなきっかけとなったのだ。 |
|||||||||||||||
|
