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★Myanmar★

 (2002/07/03〜2002/10/01  香港・中国・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー)

 2002/10/01〜2002/10/18

 ミャンマーは私が今まで旅行した国の中で、最も特殊な国だった。まず、外国人は陸路での国境越えが認められていないこと(一日入国を除く)。次に、空港のイミグレーションオフィスでの強制両替(US$200)。そしてこれは、US$5の賄賂を払うだけで、いとも簡単に免れることができる。外国人専用にFECという通貨があり、強制両替でUS$200を200FECに替え、ミャンマー国内でさらにFECもしくはUS$からkyt(チャット)という現地通貨に両替するのだが、1FEC=$1のはずが、実際は$からkytに両替するほうが、FECの場合よりもレートが良い。そしてそのkytへの両替も、政府の公式レートと闇レートがあり、闇レートのほうが断然率が良いし、旅行客も皆それを利用している。公式レートで両替などしようものなら、瓶ビール1本¥8000もしてしまう計算になってしまう。闇レートだと葉巻が¥1で2本買えてしまうのに。バガンで両替所らしき事務所に入った時、「今日のレートは?」と聞くと、「ここは政府の公式レートだから、あっちの両替所に行ったほうがいいよ。」と、闇両替をお勧めされた。そしてレートの変動も激しく、一晩で1割近く動いたこともあった。
 しかし、こんな面倒な制度があるお陰で、外国人観光客も他のアジアの国に比べると極端に少なく、独自の文化が守られているのも事実。人間もすれてなくて親切な人が多い。土産売りは、最初は結構な値段をふっかけてくるが、こっちが「○ドルじゃダメ?」と聞くと、すぐに「OK!」と最初の言い値の5分の1くらいまで一気に下がってしまう。まだまだ交渉下手なところがかわいらしい。
 料理もまた独特で、はっきり言って食えたもんじゃなかった。とにかく油ギッシュで、まともに食べられるのは果物くらいだった。それが不思議なことに、シャン州に入った途端に、料理が美味しくなる。米もパサパサ米からモチモチ米へ。シャン族と日本人のルーツは繋がっているという一説もあるが、確かにシャン州の料理は日本食に似てあっさりしていたし、地元のマーケットでは他の地域では見られない、納豆や餅も見かけた。
 3ヵ月半の旅行を終えて帰宅した私の足は真っ黒で、妹には「まるでインド人の足みたい!」と言われてしまった。今度から旅行は2ヶ月未満くらいがいいな・・・。

 ※ 2005年現在、ミャンマーの強制両替制度は無くなりました。またいつ復活するか分からないらしいですが。
 



 

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